「自分の強みって何だろう?」
キャリアチェンジを考えるとき、自分の強みを知ることはとても重要です。
でも、自分にとって何が強みなのか、どうやって見つければいいのか、迷ってしまうこともありますよね?
こんにちは、さわです。
私自身、キャリアチェンジを考えたとき、自分の強みがよくわからず苦労しました。
でも、過去の経験を掘り下げ、自分の「得意なこと」と向き合うことで、自信を持てるポイントを見つけることができたんです。
この記事では、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を参考に、自分の強みを見つける具体的な3つの方法をご紹介します。
「得意なこと」を掘り下げることで自分の強みが見つかる
結論からお伝えします。
自分の強みを見つけるためには、「得意なこと」を掘り下げることが鍵です。
そんなこと当たり前じゃないの?と思ったあなた。
そうです、その当たり前が、間違った得意を見つけてしまうかもしれないんです。
八木仁平さんはこの「得意なこと」を「名詞」ではなく「動詞」で考えるべきだと教えてくれました。
ちょっと気になりましたか?
この記事を通して、あなた自身の「動詞」としての得意なことを掘り下げ、キャリアチェンジに活かせる「強み」を見つけるヒントをお伝えします。
強みとは何か?
強みとは、あなたが持つ「得意なこと」とほぼ同義です。
ただし、「得意なこと」を表面的に捉えるだけではなく、それを掘り下げて本質的な能力にたどり着くことで、真の強みが見えてきます。
たとえば、「文章を書くのが得意」という人がいるとします。
これを名詞として捉えると、「ライティング」が強みだと考えがちです。
でも、動詞に変えて掘り下げると、「物事を整理して分かりやすく伝える能力」が本質だと気づくかもしれません。
この視点が、あなたの強みを正確に見つけるために重要なんです。
なぜ得意なことを掘り下げるべきなのか?
「得意なこと」を掘り下げることで、自分が自然と成果を出せる活動が明確になります。
得意なことは、努力を感じずにこなせる活動であり、それを活かすことで自信を持ってキャリアを進めることができます。
ただし、得意なことを正しく見つけるには、名詞ではなく「動詞」として捉えることが大切です。
たとえば次の名詞「ライティング」が得意だと思っている方が2人いるとします。
でも掘り下げると実は違う強みを持っていることが分りったりします。
- ライティング
- 物事を整理し、読み手に響く形で伝える
- 物語を生み出す
同じように「料理」が得意だと思っている方も実は次のように違う強みがあるかもしれません。
- 料理
- 限られた時間や材料で、効率よく段取りを組み立てる
- 視覚的な美しさを重視して、相手に感動を与える演出を考える
このように、得意なことを動詞として掘り下げることで、本質的な強みが見えてきます。
自分の強みを見つける3つの方法
では、実際に自分の強みを見つけるための方法を紹介します。
1. 褒められた経験を掘り下げる
「これ、どうやってやったの?」「すごいね!」と言われた経験はありませんか?
過去に褒められた経験を掘り下げることは、得意なことを見つける第一歩です。
具体的な質問
- 過去に周囲からよく頼まれたことは何ですか?
- 「あなたらしいね」と言われた行動や成果は?
- 「これは誰でもできる」と思ったけれど、実は他の人に驚かれたことは?
私の場合、「資料をまとめて」とよく頼まれたことがありました。
当時は普通のことだと思っていましたが、周囲からは「どうしてそんなに整理が上手いの?」と言われたことで、自分の得意分野に気づきました。
2. 自然にできることを探す
「これくらい簡単」「みんなできるよね」と思うことこそ、あなたの得意なことかもしれません。
多くの人が苦労する作業を、あなたが苦もなくできることは何ですか?
具体的な質問
- 何かを始めるとき、自然にどんな行動を取っていますか?
- ついしてしまう行動は?
- 学校や職場で、いつの間にか自分がリーダーシップを取っていた場面は?
- チームや友人の中で、あなたが一番得意な役割は?
私の友人は、「料理」は好きではなく「料理を作るのが得意」とも思っていませんでしたが、周囲から見れば明らかに得意でした。掘り下げて考えると、「限られた時間で段取りよく進める力」や「その場にある材料を工夫して活かす力」が彼女の強みだとわかりました。
3. 「名詞」を「動詞」に変換する
「得意なこと」をさらに掘り下げるには、「動詞」として考えることがポイントです。
得意なことをリスト化し、名詞があればそれを行動に変換してみましょう。
具体的な質問
- その行動で得られた成果や相手の反応は?
- その活動をしているとき、どんな順番で物事を進めていますか?
たとえば「まず全体を見て整理する」「小さな部分から始める」など - 他の人が同じことをしているのを見たとき、自分と何が違うと感じますか?
たとえば「もっと効率的に進められる」「仕上がりがきれい」など
「プレゼンテーションが得意」という人がいました。
それを動詞として考えると、「情報を整理し、わかりやすく伝える力」が本質だとわかり、企画職に転職する大きなきっかけになりました。
まとめ
「得意なこと」を掘り下げることは、自分の強みを見つける第一歩です。
名詞ではなく動詞で考えることで、本質的な能力やスキルに気づくことができます。
もし「自分の得意なことがわからない」と感じているなら、この記事で紹介した具体的な質問を使って、自分の過去や行動を掘り下げてみてください。
得意なことを掘り下げたその先に、あなたらしい未来がきっと待っています。
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